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ブログ収入「開業届」を出す?出さない?

「ブロガーは開業届を出したほうがいいのだろうか・・・」

「そもそも開業届の書き方がわからない・・・」

「まだ収益が出ていないブロガーだけど、開業届いるのかな・・・」

 

初期投資の少ないブロガーは、サラリーマンの代表的な副業となってきましたが、副業で開業届を出すべきなのか、いろいろな情報があふれていて、、、

 

何が正しいのかがわからないですよね。

 

そして、検索することにも疲れて、ほったらかしにしてしまう気持ち、わかります。

 

この記事は、税理士事務所で10年以上働いている、兼業ブロガーである私が開業届を出すメリット、デメリットをお伝えした上で、開業届の書き方をご紹介します。

 

対象者

●会社員で兼業ブロガーを目指す方
●法人ではなく、個人事業主から始めようと思っている方
●開業届を提出すべきか迷っている方

注)書類の作成や提出の代行は一切行いません。

 

ブログで副業したら税金どうするの

まず、副業で気になるのが、やはり税金だと思います。
実際、私もそうでした。

所得税、住民税。。。

そもそも、どうやって申告するのか?

この記事を読んでいらっしゃる方は、現在、サラリーマンで副業でブロガーをしようかなと思っている方が多いと思います。

そこで、まずは現状のあなたの税金について考えてみましょう。

【給与明細の例】

給与      290,000円
通勤費     10,000円
社保  △  42,600円
所得税 △    6,400円・・・ 税金「所得税」
住民税 △  11,000円 ・・・ 税金「住民税」
支給額     240,000円

この給与明細をみると、所得税と住民税の2つの税金がひかれています。

現在、会社員のあなたは、毎年年末の12月頃に会社の総務部や経理部にこんな書類を提出していませんか?

 

●家族の名前、生年月日、収入を書いたA4の紙
●保険会社から届くハガキ

 

これが、いわゆる「年末調整」という手続きです。

年末調整は、会社員の確定申告の代わりとなります。

会社員は自分で何もせずとも、税金手続きが完了しているのです。

 

例外:会社員の確定申告事例

●住宅ローン控除をはじめて受ける人
●医療費控除を受ける人
●ふるさと納税や寄付金控除をうける人

 

では、会社員が「副業したら確定申告するのか?」というお話。


「給与」 + 「副業による収入」 → 確定申告!

副業により、給与以外の収入が発生すると確定申告が必要になります。

つまり、確定申告とは、「商品・サービス」を提供してお客様にお金を頂いた場合、自分で税金を納めるための制度なのです。

自主申告。。。

 

法人は、決算月(締め日)を自分で決めることができます。

個人事業主は1月〜12月の1年間、つまり決算月は12月と決まっています。

収入と経費を12月末で締めて、2月16日〜3月15日に確定申告を行います。

ブログで副業した場合の税金

会社員が兼業でブロガーをすると、収入は下記の2つになります。

①給与所得
②ブログによる所得

ここでポイントが一つ。
あくまで、課税されるのは、売上から経費を差し引いた数字、「所得」であるということ。

副業であるブログの収入に対する税金は、単純に、収入から経費を引いた部分の「所得」といわれる数字が課税対象となる数字になります。

ブログで副業したら開業届を出したほうがいいの?

さくっと、説明します。

開業届を「出す」  → 副業は「事業所得」
開業届を「出さない」→ 副業は「雑所得」

出しても、出さなくても、所得がプラスになると課税されます。

 

ブログで開業届を出すメリットは?

①赤字を3年間繰り越すことができる

事業所得のマイナス分を他の所得(給与所得など)と通算し、結果として、その年分の総所得金額を小さくすることができます。

②節税効果の高い「青色申告」ができる
(青色10万円 or 65万円控除)

③家族への給与が経費になる

ブログで開業届を出すデメリットは?

デメリットは、そんなに見当たらないかと思います。

強いて言うなら、開業届を出すと、失業保険を受給予定の方は受給資格がなくなります。

 

「失業」ではないので。
「副業があるでしょ」ということになります。

ブログで開業届を出さないとどうなるの?

①税金がかからないわけがない!

②罰則はない

③副業は、雑所得になる(税率高い)

 

※年末調整をした会社員

●雑所得が20万円未満であれば、税務署への所得税の確定申告は不要。
●住民税は、別途、市役所へ申告必要。

 

開業届はどこへ提出するのか?

国税庁のホームページで、郵便番号と住所から管轄の税務署を調べることができます。

<国税庁HP>
こちらをクリック
http://www.nta.go.jp/about/organization/access/map.htm

ブログの開業届の書き方【まとめ】

税務署に「個人事業主として商売を始めました」という届け出をしておかなければなりません。

それが「開業届」になります!
正式名称は、「個人事業の開業・廃業届出書」です。

さぁ、開業届はここからはじまりますよ!

 

<個人事業の開業・廃業等届出書>
こちらをクリック↓
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf

さぁ、ダウンロードしたら、下記の赤枠を埋めましょう!

納税地

住所地・・・住民票がある住所(大体こちらに該当)
居所地・・・住民登録せずに住んでいる場所

職業(参考:総務省 日本標準職業分類)

通常、ここのサイトを参考にして、職業を記載します。

参考:総務省 日本標準職業分類http://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/shokgyou/kou_h21.htm


ブロガーは、「執筆業」「文筆業」
です。

過去に探偵の方が、職業を「情報処理収集業」とされたということもありました。

近年、様々な職業が増えていますので、総務省の職業分類は参考程度でいいかと思います。

所得の種類

副業が不動産、山林、農業による収入以外なので、事業所得に「◯」

開業日

事業をすると決めた日

開業・廃業に伴う届出書の提出の有無

開業届と共に青色申告の申請を行う場合は、必ずチェック!

青色申告にすると帳簿付けが大変だと思う方も多いですが、控除額を考えると個人事業主であれば青色申告をおすすめします。

ちなみに、白色申告の個人事業主は顧問にしないという税理士も多いです。

個人事業の開業・廃業届出書の提出方法

①届出書を作成したら、持参又は郵送により提出

提出用1枚、控用1枚の合計2枚を準備

「個人番号カードのコピー 」又は 「通知カード&身分証明書(免許証等)のコピー」と一緒に提出しましょう。

③提出期限は開業から1ヶ月以内!

 

ブログの確定申告!青色申告と白色申告の税額の差

確定申告の話に入りましょう!

確定申告には、大きく分けると2種類なのですが、節税効果を考えると、実は3種類の方法があります。

もちろん、みなさん、節税効果のある確定申告をしたいですよね。

では、早速、下記の図表をみていきましょう。

①白色申告(特別控除なし)
②青色申告(特別控除10万円)
③青色申告(特別控除65万円)

確かに3種類ですが、「特別控除」って何なのって話になりますよね。

そうなんです。
この「特別控除」がいわゆる節税効果のポイントになります。

 

そして、平成32年分の確定申告からは、特別控除55万円という新たな控除額も税制改正大綱に記載されています。

 

これは、紙で確定申告書を提出する場合は、55万円控除電子申告によって提出する場合は、65万円控除にしますよという話です。

 

国税庁も紙媒体を減らしていきたいのでしょう。

節税効果がある青色申告の特別控除とは?

税金はどの数字にかかるのか?
おさらいです。

収入 ー 経費 = 所得(課税対象となる数字)

(例)
収入800万円 ー 経費550万円 = 所得250万円

つまり、上記の例では、単純計算でいくと、「所得250万円」に対して課税されるということになりますよね。

ここでポイントとなるのが「特別控除」です。

帳簿をきちんとつけて、青色申告を選択すると、「特別控除」という節税効果を受けることができます。

下記の数式では、ちょっと細かく書いていきますよ。

(例)
ケーススタディ

①白色申告
収入800万円 ー 経費550万円 = 所得250万円

②青色申告(10万円控除)
所得250万円 ー 青色申告特別控除10万円 = 所得240万円

③青色申告(65万円控除)
所得250万円 ー 青色申告特別控除65万円 = 所得185万円

つまり、

①白色申告:250万円に対して税金がかかる。
②青色申告:240万円に対して税金がかかる。
③青色申告:185万円に対して税金がかかる。

この税率表から計算すると、

 

①白色申告:(所得250万円×10%)ー97,500円=税額152,500円

②青色申告:(所得240万円×10%)-97,500円=税額142,500円

③青色申告:(所得185万円×5%)=税額92,500円

 

①と③の差!!!

青色申告は、税金が6万円安い!!!

 

この違いわかりますよね?
ブログで稼げば稼ぐほど、税率が高くなるので、青色申告にしたほうがお得。

 

しかも、65万円の経費を作るって、結構大変!
青色申告にして、特別控除65万円を使えるように、きちんと帳簿をつけましょう!

青色申告で65万円控除を受けるには?

複式簿記による帳簿を用意する必要があります。

 

●手書きで伝票を書き、収益とお金の入出金の表をつくる。
●エクセルで伝票を書き、収益とお金の入出金の表をつくる。
●会計ソフトに入力する。

 

これは、会計ソフトを使うと、めちゃくちゃラクです。
自動的に複式簿記になりますから。

 

銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、その取引がすべて自動的に反映される優れものです。

 

ブロガーは、現金取引がほぼないので、導入すれば、特に楽です。

おすすめの会計ソフトは、MFクラウド会計

ちなみに私もここ数年、個人的に副業の申告で利用しています。

そして、私が勤務する税理士事務所でもMFクラウド会計を利用しているんですよね。

 

はじめは、MFクラウド確定申告の「ベーシックプラン(800円/月)が30日間無料でお試しできるクーポンがありますので、そちらを使ってみるのをおすすめします。

 

ブログの収益がある程度でてきたら、税理士さんにおまかせするというスタンスでいいと思います。(税理士事務所への依頼は、平均月3万円程度)

 

会計ソフトを使うことは、本業、副業にかかわらず、税金のしくみを理解するきっかけにもなります。

 

何か収入を得るために行動するのであれば、会計、税金のことは知っていて損はないですからね。

 

白色申告はどうするの?

青色申告と白色申告は、帳簿管理が違うことがわかりましたね。

では、白色申告は?

手書きでも、収入金額や必要経費がきちんと記帳されていればO.K!
エクセルで集計しても構いません。

請求書や領収書の整理も必要となってきます。

それを考えると実際の手間は簡易簿記を用いる10万円控除の青色申告とそれほど変わりません。

いづれにしても、会計ソフトを使ったほうが楽です。
白色申告の方もMFクラウド会計をおすすめします。

 

無料でお試しができますので、MFクラウド確定申告を登録してみてもいいと思います。

どんな感じのソフトなのか、お試しができるのはホントありがたいですよね。

 

ブログで青色申告するために開業届に添付する必要書類

青色申告を選んだあなたに必要なことがもう一つあります!

実は、「開業届を出しただけ」「帳簿をちゃんとつけただけ」では青色申告を選択したことにはなりません。

 

もう一つ、書類を開業届に添付して、

はじめて青色申告特別控除65万円が受けられます。

 

その書類についても解説していこうと思います。

開業届に添付するのは、「所得税の青色申告承認申請書」という書類になります。

 

開業届に青色申告承認申請書を添付しよう

<所得税の青色申告承認申請書>

こちらをクリック↓
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/10.pdf

 

この書類、開業した日によって、提出期限が異なるので、気をつけてください。

青色申告特別控除65万円が使えないということになる恐れもあるので。。。

 

下記の例に従って、赤枠を埋めるだけです。。

 

開業日によって、提出期限が違うのでよく確認しておいてくださいね。

①1月15日までに開業した場合
提出期限・・・その年の3月15日

②1月16日以降に開業した場合
提出期限・・・開業日から2ヶ月以内

③相続等により、青色申告の承認を受けていた事業を承継した場合
提出期限・・・相続日によって異なる

 

まとめ

●開業届を出す場合、「事業所得」となり、給与と収入を合わせて確認申告。

●開業届を出さない場合、「雑所得」となり、ブログ収益によっては、確認申告をしなくてもいいけれど、市役所へ住民税の申告は必要。

●開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出すると節税効果がある。

●会計ソフトを使うと楽。

 

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【参考法令等】法第2条、第52条
非税理士が申告書等の作成ソフトを開発又は販売することは、非税理士により行うことが禁止されている税理士業務のいずれにも該当しません。
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ブログの確定申告など、わからないことがある方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

 

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